Firefoxでネットサーフィンしていると「お使いのブラウザは推薦環境ではありません!」みたいなメッセージを度々目にすることがある思います。(AbemaTVとか)結構このメッセージがわかりやすい場所に表示されていることが多く、邪魔に感じます。
素直にChromeを使えば良いのですが、何とかしてこいつを黙らせたい。
アドオンを使用せずにFirefoxのユーザーエージェントを変更する方法を紹介していきます。
ユーザーエージェントってなんぞや
ユーザーエージェントとは「僕はWindows10のFirefox59から閲覧してますよ」といったように、どんな環境でアクセスしているかの情報を指します。
ウェブサイトを閲覧する時、ブラウザからサーバーに必ず送信することになってます。送信する情報は具体的にこんな感じ。
- OS名
- OSのバージョン
- ブラウザ名
- ブラウザのバージョン
- 言語
手順
WindowsやMac、Linuxでも同様の手順で設定できます。
- アドレスバーに「about:config」と入力しEnterキーを押す。
- 「動作保証対象外になります」とのメッセージが表示されるので「危険を承知の上で使用する」ををクリックする。(表示されない場合もあります)
about:config内の適当な場所を右クリックしてコンテキストメニューから「新規作成」→「文字列」をクリック。
- 「新しい文字列の設定名」というウィンドウが開くので「general.useragent.override」と入力してOKをクリック。
「文字列を入力」というウィンドウが開くので、任意の文字列を入力してOKをクリック。今回は、Chromeに偽装するため「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/65.0.3325.181 Safari/537.36」と入力し、OKをクリック。(執筆時のChrome最新版)
各ブラウザのユーザーエージェント(2018年3月30日現在)
- IE「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Trident/7.0; Touch; .NET4.0C; .NET4.0E; .NETCLR 2.0.50727; .NETCLR 3.0.30729; .NETCLR 3.5.30729; Tablet PC 2.0; rv:11.0) like Gecko」
- Chrome「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/65.0.3325.181 Safari/537.36」
- Firefox「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; rv:59.0) Gecko/20100101 Firefox/59.0」
- アドレスバーに「about:support」と入力して先程入力した文字列がユーザーエージェントの項目に表示されていることを確認してください。
これでChrome推奨のWEBサイトを開いても、メッセージが出なくなるはず。
しかし、Firefoxアドオンはこの設定のままではインストールすることが出来ません。ユーザーエージェントを元の状態にリセットする必要があります。次は設定をリセットする手順を紹介していきます。
リセットしたい場合
- アドレスバーに「about:config」と入力しEnterキーを押す。
- 検索に「general.useragent.override」を入力して、でてきたものを右クリック、コンテキストメニューからリセットを選択。
これでもとのFirefoxのユーザーエージェントに戻ると思います。
設定してみて思ったこと
ユーザーエージェントをChromeに変更してみて思ったこと。
やっぱりアドオンを入れたほうがずっと簡単ですね。